CI(継続的インテグレーション)サービスまとめ・14個!
CIって?
CIはContinuous Integration(継続的インテグレーション)の略です。
継続的インテグレーションとは、ソフトウェア開発手法において、プロジェクトメンバーがそれぞれ開発した結果を頻繁に結合し、定期的にビルドやテストを行うことである。問題点を早期に摘出することができ、効率的な開発に役立つ。
不具合は早く見つける方が対策費用が抑えられるため、ソフトウェアのビルドを頻繁に行うのが好ましく、ビルド結果が正しいことを検証するためにすぐにテストを行う。このような手続きは出来る限り自動化するのが好ましい。そのため、継続的インテグレーションを実践するためには、結合のためのビルドとテストの自動化のために「CIサーバー」などと呼ばれる専用コンピュータを用意することが推奨されている。
ちなみに、ソフトウェア開発手法のひとつである「エクストリームプログラミング」では、継続的インテグレーションは実践すべきこととされている。
引用:「継続インテグレーション」 (Continuous Integration): - IT用語辞典バイナリ
Wikipediaよりこちらの方がわかりやすかったので引用させていただきました。だいたいGithubにpushしたら、CIサーバーが自動的にソースを取得して、ビルド・テストして、失敗したらアラート通知してくれる。といった使い方をします。
CIサービスまとめ
有名なTravis CIやCircleCIはGithubしか使えない。Bitbucketでも使えるCIサービスを調べていたら、出てくるわ出てくるわ、たくさんありました。
オープンソースやオンプレミスも加えればまだまだありますが、今回はクラウドサービスのみをまとめました。
ちなみに見つけただけでほとんど使っていないので、使い方は他の記事を見てくださいm( )m
Bitbucket使える系
Bitbucketが使えるのを探していたので、こういう分類です。
1. drone.io
公開リポジトリは無料、プライベートリポジトリは有償という価格体系。$25〜。
解説記事
2. wercker
まだベータ。ベータ中は何リポジトリでも無料です。
でも、25分以内にビルドが終わらないとダメです。
解説記事
3. Bamboo
https://www.atlassian.com/ja/software/bamboo
AtlassianがCIサービスやってたんですね。知りませんでした。
無料プランなし。$10〜。
価格体系がよくわからない(>_<) EC2を別に立てなきゃいけないの?ジョブってなんだろ?
JIRA オンデマンドを購入する必要があります
Amazon EC2 アカウントが必要です
引用:Bamboo - Pricing | Atlassian
4. Magnum CI
価格が書いてない上に、ベータとも書いてないけど、プライベートリポジトリが無制限に無料??
アカウント作ると「You are currently using free plan」と表示されているから有償プランをやる気はあるようだが。
解説記事
5. Node.ci
node.jsしか使えない。
drone.ioと同じく、公開リポジトリは無料で、プライベートリポジトリは有料という価格体系。$19。
6. Codeship
$9の最安プランからプライベートリポジトリ無制限。ただし、1ヶ月のビルド回数がプランによって変わるという他とはちょっと違う価格体系。ちなみに$9プランは月50ビルドまで。
7. Appveyor
.NET専用という変わり種。
価格体系は公開リポジトリ無料、プライベートリポジトリ有料というオーソドックスなもの。$19〜。
Bitbucket使えない系
8. Travis CI
オープンソースソフトウェアの多くがここでCIしている。他の公開リポジトリ無料サービスと違い、ビルドスクリプトとビルドログが公開されてしまうので注意。
いつの間にかプライベートリポジトリ有償プランを始めていた。$129〜。なんか高いよ。
解説記事
9. CircleCI
無料プランなし。$19〜。
解説記事
10. Semaphore
無料プランなし。$14〜。
11. Shippable
まだ公開リポジトリ無制限+プライベートリポジトリ1つ無料のプランのみで有償プランはない。
無料プランにプライベートリポジトリがあるのはここだけかも。
解説記事
Jenkins系
オープンソースで一番有名なCIソフトウェアのJenkinsをホストしているサービスがいくつかあったのでまとめます。
もっとあるかもしれません。もう疲れました。
12. CloudBees
Jenkinsの開発者の川口耕介さんがいる会社です。
DEV@cloudというのがCIサービスで、月300分までの無料プランがあります。ちなみにBitbucketも使えます。
BuildHiveというGithubの公開リポジトリなら無料で使えるサービスもやっています。
13. ShiningPanda
https://www.shiningpanda-ci.com/
JenkinsをHostingしているだけっぽい。$12〜。
14. Jenkins Hosting
JenkinsをHostingしているだけっぽい。
もうPricingのページを見るだけでちゃんとやっているのか怪しい。
まとめ
だいたい価格は同時実行数とプライベートリポジトリ数に依存する価格体系ですね。
プライベートリポジトリが安いサービスは、月50ビルド制限つき$9のCodeship。ビルド数無制限で安いのは、1リポジトリで$14のSemaphoreか、5リポジトリで$25のdrone.ioですかね。
プライベートリポジトリが無料なサービスは、まず月300分までだけど、CloudBees。
Magnum CIとwerckerも無料だけど、werckerはベータだし、Magnum CIは何も書いてないし、この辺りはいつまで無料なのかわからない。
Shippableはプライベートリポジトリ1つならずっと無料なんじゃなかろうか。
公開リポジトリは無料なのがいっぱいあるので好きなのを使ってください。
あとは使える言語が違ったり、ビルド時間に制限があったり、APIがあったり、いろいろ違うので皆さんどんどん試して記事にしてください!
いやー予想以上にいっぱいありますね。
追記
2014/03/11 11:18
Magnum CIとShippableの解説記事を書いたので本記事中にも追加しました。