ビデオチャットできて自分のサーバーにつながるクラウドIDE「Kobra.io」
おもしろいサービスが先週金曜日にパブリックベータになったので、ご紹介です。
Kobra.ioとは
一言でよい紹介文が思い浮かばず、記事タイトルに悩みました。どう考えても長い。。。
基本はクラウドIDEなのですが、以下の2つの特長を持っています。
- テキスト・ビデオチャットでコミュニケーションしながらコーディングできる
- 自分のサーバーに同期できる
後者がなかなか他で見ない機能でおもしろいなと思っています。SSH接続できるどんなサーバーにも接続でき、IDEで編集・保存すると、そのサーバーにちゃんと保存されます。
使い方
ログイン(GitHubログインも可)すると、空のプロジェクト一覧画面が表示されるので、最初のプロジェクトを作成します。
ここで以下を指定してNextを押します。
- Name: プロジェクト名
- Host: 同期するサーバーのホスト名(IPアドレス)
- Path: プロジェクトルートにするサーバーのディレクトリパス
- User: サーバーへのSSH接続ユーザ
- Port: SSH接続ポート
とSSH公開鍵が表示されるので、指示通り/home/<SSH接続ユーザ>/.ssh/authorized_keys
にこの公開鍵を追加します。
追加したら、「Test Connection」を押します。
押せた感じがしませんが、ちょっと待っていると、プロジェクトができます。
ただし、バグがあって階層が深いディレクトリを指定するとここでエラーになるっぽいです。(Kobra.io Blog — Update on Initial File Sync HTTPError)
指定したサーバーのファイルが開いて編集できます。
ビデオチャットで話しながらコーディングもできます。
しかも、うちのco-meetingと同じく一文字ずつ相手に伝わるライブタイピングです。
テキストチャットはなぜか動きませんでした。
おわりに
Beta版だけあってバグも多く動作はいまいちなんですが、なかなかおもしろいです。ただのクラウドIDEはあまり興味なかったんですが、自分のサーバーにつながるよってだけで何か使えそうな気がしてきます。なんだかわかんないんですけどw
クラウドソーシングで仕事お願いするときとか、デザイナーさんと仕事するときとかに使えないですかねえ。
作り的にもいろんなクラウドサービスを組み合わせて作っていておもしろいです。リアルタイムIDEのところはFirebaseっていうリアルタイムDaaSとそれを使ったコラボレーティブコードエディタFirepadを使っています。ビデオチャットはEasyRTCを使っています。こういったいろんなサービスのおかげで新しいサービスを作るのはだいぶ楽になりましたね。ありがたい世の中です。
FirebaseとFirepadはそれはそれでおもしろいので、また別途記事を書こうと思っているんですが、書けずに貯まっています><